ボンサイ柔術出稽古ツアーのはなし。4

ボンサイ柔術は良い意味で緊張感のある練習でした。


練習に参加するときには先生に挨拶するし、トイレに行くときには先生に一言伝える必要があるし、飲み物も勝手に飲むことは許されません。


別に厳しく怖いわけではないんです。良い意味で規律がしっかりとしていました。日本のアカデミーやサークルは、自由さを醸し出しているところが多いけど、ボンサイ柔術は違っていましたね。


周りを見渡せば、試合会場で見かけたことのある、マルキーニョスやサトシにクレベル、

そしてシュレックさんまでいます。しかも5年ぶりに日本にやってきたマウリシオダイ先生まで。


そんな方々とスパーできるなんて嬉しすぎますよね。


僕はまだ右肘が痛かったので、白帯の方々や、青帯の上手な高校生、紫帯の大きいブラジル人とライト気味でやりました。


ちなみに紫帯の大きいブラジル人の方は、昨日今日のアジアオープンで、優勝していたそうです。


ボンサイ柔術の方々は正直レベルが高い。マルキーニョスやサトシ達の柔術を直接学べるわけだし、それをきちんと踏襲していて、非常にテクニカルでした。



そのうち、マウリシオ先生からやろうと言われ、せっかくなのでやらせていただきました。たしか日本で試合していた時はライトフェザーだったかな。今は70~80kg台はありそうな感じでした。



さっそくパスの猛攻が来る。

圧力が半端じゃない。

息つく暇がない。


なんとかガードワークでしばらく凌ぎますが、そのうち追いつかなくなりました。抑え込まれそうになり、ハーフガードになりました。動けない。固め方がすごく上手いんです。


なんとかニーシールドハーフに持っていき、思い切って狙ってみました。


そう、もちろん狙うは、コムロック。

なんとか腕を抱えた。マウリシオ先生も、真っ向勝負でパスを仕掛けてきます。


なんとかアクションを起こしたいけど、

カウンターのパスガードの圧力が強すぎて、そのうち腕を抜かれてしまいました。


その後はタックルに合わせてコムロックに入るもすぐに腕を抜かれてしまい、まったく通じず。逆にそのうち何度かパスガードをされてしまい、マウントからのクロスチョークを3回ほど極められてしまいました。


こんな感じで、贅沢なマウリシオ先生とのスパーは終了しました。



マルキーニョスは調子が悪かったらしく、スパーは出来ませんでしたが、他のRJJ会員は、サトシやクレベル、シュレックさん、

ジュニオールさんとスパーをしていたようです。


杉ちゃん対サトシ、中根さん対クレベル、見澤さん対シュレックさん。。


やられて当たり前。極められて当たり前。いつも試合会場で観ているあのトップ選手の方々とスパーできるのだから、思い切りぶつかっていけばいいんです。


上には上がいる。

日本トップレベルどころか、世界レベルもいるアカデミーで、1時間半もスパーリングできるなんて、超贅沢ですよ。


まあ、あまりのレベルの違いにショックを受けたかもしれないけど、更なる成長のきっかけになるでしょう。


行ってよかったです。

RJJのみんなを連れて行って良かったです。


最後は記念撮影。

一人だけデカい方がいるけど、この方はマウリシオ先生の弟子で、ブラジルのボンサイ柔術から一緒に来たとのことです。


205cmも身長があるらしく、

自己紹介したら、「マイネームイズ アバター」と言っていました。なるほど。


いやぁ、すごく充実した練習でしたね。

終盤にブルテリア坂本さんがいらしたので、

RJJ六角形ワッペンをお渡ししてご挨拶をし、ボンサイ柔術を後にしたのでした。





つづく。。。