ブラジリアン柔術における力のはなし。


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無駄な力みは上達の邪魔になる。リラックスして技を掛けれるようになろう。

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初めに断っておくが、
チカラはあるに越したことはない。

僕はよくチカラを排気量に例える。

原付と大型バイクが
スピードの勝負をしたところで、
大型バイクが勝つのは目に見えている。

柔術ではどうだろう。

柔術に必要なのは、
パワー、スピード、スタミナ、
そしてテクニック。

どれも大切だけど、
その中で一番重要なのは、
テクニックだと思う。

年老いていけば、
パワー、スピード、スタミナは
必ず衰えるからだ。

今、どんなにパワーがあろうとも、
年老いてパワーがなくなったら、
その人に何が残るだろう。

たしかにパワーはあるに
越したことはない。
パワーの凄い人には
やられてばかりになるかもしれない。

『パワーで負けた。』

そう言う人もいるが、
本当にそれだけだろうか。

力任せに練習する人は、
なかなか上達しない。

身体の使い方、相手との隙間の有無、
そして技の理合。

これらがしっかりとしていれば、
それほどチカラを使わなくても
技は掛かるはず。

逆に言うなら、
打ち込みやテクニック練習で
技を仕掛ける時に、
『過剰な力み』があるようでは、
それはまだ技として
完成していないのではないか。

やられたくない気持ちは分かる。

でも力んでしまうと、
身体は固くなるし、
頭の中も真っ白になる恐れがある。

怪我をしやすいし、
相手にも怪我をさせやすい。

せめて技の研究や打ち込みだけでもいいので、
体重の掛け方や相手との隙間の有無、
身体の使い方を意識して欲しい。

力任せにやるのではなく、
自分の身体を有効的に使ったうえで、
打ち込みや研究、
スパーリングすることを
僕はオススメする。

おもしろいようで、
どちらかが力むと相手も力んでしまう。

そしていつしか
体力勝負になってしまうのだ。

最後に一言。

無駄な力みは上達の邪魔になる。
リラックスして技を掛けれるようになろう。

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ブラジリアン柔術アカデミーRJJ|埼玉 上尾 さいたま市 桶川 大宮