勝てたらいいな、くらいでちょうどいい。
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『岡本さん、試合に強いですよね。』
周りからよく言われる言葉だ。
たしかに練習に比べたら試合の方が強いかもしれない。
なぜなら、練習は所詮練習だから。
試合のための練習、
強くなるための練習、
上手くなるための練習、
つまり成長するための練習なのだ。
試合というのは、
僕にとって全てを解き放つ場所。
緊張なんかほとんどしない。
負けたらどうしようなんて、全く考えない。
負けて元々、勝てたらいいな、くらいでちょうどいい。
勝たなきゃいけないなんて思うと
余計に固くなる。
追いつめられる必要なんてない。
柔術を仕事にしているならともかく、
僕はサラリーマン。
家族や仕事があるうえで柔術ができている。
柔術を1番にしない。
これが大事。
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緊張しないコツを書くとしたら、
以下のような感じかな。
極めて勝ったときに、
観客がどよめいたり、喜んでくれるのを想像する。
表彰台のてっぺんで金メダルを受け取り、
ガッツポーズをしているところを想像する。
イメージからポジティブであろう。
どうせならネガティブではなく、
ポジティブに。
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